週替わりオーナーシェフ制度を終えるにあたって

3年間にわたって皆様に支えていただいた週替わりオーナーシェフ制度は、9月21日をもちまして終了いたしました。

長いようで短い3年間でしたが、10月1日からはトラットリア イル・ルオーゴとして柳澤シェフのもとでリニューアルオープンいたします。
この機会に、週替わりオーナーシェフというユニークな制度にかけた想いと、なぜ終えることになったかを、皆様にお伝えしたいと思います。

ギャラリーカフェてらこや新都心は、3年前に地域の居場所作りを目指すてらこや新都心の新しい活動として、オープンいたしました。
従来のレンタルスペースを使った様々なワークショップや講座への参加とは違い、もっと開かれた居場所、ふらっと立ち寄れる居場所を目指してのオープンでした。

その際に、私たちのもう一つの活動テーマである「女性の活動支援」をカフェにも取り入れることができないかということで、いろいろと議論をしていく中で出て来たのが、週替わりのオーナーシェフというアイデアでした。

食にまつわる活動を続ける女性たちに、次のステップへの踏み台になるような機会を提供したいということが基本的なコンセプトでした。
いろいろやらなければならないことが多い女性の負担にならないように、期間は半年単位、営業は週単位で交代、営業はランチとカフェタイムのみ、土日はお休み、ご自身でのカフェ営業を想定して、施設使用料(固定費部分)は、てらこや新都心がいただき、売上はオーナーシェフの持ち帰りというのがルールでした。

この制度は各種メディアの注目を浴び、それぞれのオーナーシェフの熱意にも支えられてスタートいたしました。

しかしながら、オーナーシェフを卒業後に、自分の店を開店する人たちが出る一方、私たちの広報の努力不足もあったのかもしれませんが、新規の応募者がだんだんと減っていき、週替わりオーナーシェフ制度という仕組みが持つ「熱量」がだんだん低下していくことを感じることも多くなりました。

「週替わり」という仕組みについて、内部で何度も議論をする中で、高まって来たのは、やはり「食に関わる活動を目指す人を支えたい」、「より開かれたみんなが楽しめる居場所としてのカフェを続けたい」という想いでした。

そんな中で、負担を軽減しようという「週替わり」の仕組みが、かえって中途半端なものだったのではないかという反省から、少なくとも1年間は一人のシェフにじっくりと腰をすえてカフェ運営に向き合ってもらうという形が、その想いの実現に適したものではないかという結論に至りました。

卒業生を含む何人かの週替わりオーナーシェフにお声をおかけする一方、今のオーナーシェフが9月で卒業したいという意思表明があった中で、出会ったのが10月からトラットリア イル・ルオーゴを担当する柳澤シェフでした。

柳澤シェフも、てらこや新都心を取り巻く人の輪の中からご縁の繋がった方です。
いろいろな食にまつわる経験の後、現在の渋谷でのイタリアン・バルから地元、大宮に戻って自分の店を持ちたいとの彼の思いと、私たちの地域の居場所作りを進める想いが繋がっての新しい仕組みのスタートです。

10月1日のリニューアルオープンを控えて、思い返すと週替わりオーナーシェフ制度というのは、私たち、てらこや新都心にとっても、より開かれた居場所作りを目指す学びの場だったのかもしれません。

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